Hexarthrius bowringi  2013

ボーリンフタマタ飼育記録2011〜2013
2013.1.19

久々のボーリン更新です、2年間飼育記録サボってしまいました。もうボーリンは終了したんですか?と聞かれますが、ちゃんと続けてますョ。
ボーリンもコンスタントに採れるようになり、自分なりに確立出来たと言っても過言では無いでしょう、その為どうしても内容が毎年同じ感じになってしまい内容もマンネリ気味になりつつあった事に加え、一昨年昨年とウッディのブリード中心になってしまい、秋のブリードが行えず冬季〜春にしかセットを組めませんでした。それでも年100頭は確保し累代中です。

VN材は今でも年に1〜2回程度は入荷してますが、昔の様なクオリティーの材は数少なくボーリンに使用する機会も無くなりましたので、ここ2年間はコナラ材中心で採ってます。柔らか目の肉質の材を上手く仕上げれば、結構産んでくれます。

今年最初のセットを1月より3セット組みました、今回もコナラ材にバクテリアを廻し防カビ処理を施して使用です。
昨年末までに羽化済みの3♂3♀を使う予定でしたが、♀1頭が直前にコンデイション低下し取り敢えず2♀にて開始です。

2013.2.1
CBラインの♀がセット当初より良い卵をコンスタントに産んでくれ3週間目までには30個を回収、当たり♀と確信しセットを組み直しコナラ材使用時での記録を作ろうと考え出した矢先に突然★に!
他の♀は2個産みもあって採卵個数は週に1〜2個と遅々として伸びず、当初100頭の予定は半数の50頭へ下降修正です。

当方でのボーリンは99%は採卵によるものです。
管理方法は以前と変わらず(左画像)です、試行錯誤の上で確立した管理方法にてボーリンには最適と思ってます。毎年多くの幼虫を得られてる最大のポイントになります。

2013.2.12
1月に採卵したものより順調に孵化がはじまりました。採卵時に2個産みの物や形と色の悪い物も破棄しているので、回収した9割以上は孵る見込みです。
が、ここで異常事態に。
回収した卵の内、20個以上が孵化して来ません。
歯型や幼虫の容姿も薄らと見えてるのにです、、
この症状で考えられるのは管理温度の低下です、昨年マンションの改修工事で全てのガラス窓が2重になった事で冬季でもガラス温室内の温度は十分保たれる様になってヒーターを使わなくなりましたが、今年の1〜2月の冷え込みは例年以上だったのが原因と思われます。
ボーリンは産卵後約1ヵ月にて孵化します、長くても40日辺りでしょう。
種として通常孵るべき日数を大幅に超えてから孵化した場合は何かしらの障害を持って生まれる比率が高いと考えがあり、2ヵ月目でも孵らなければ破棄するようにしてます。