2007年10月に念願のWD個体を入手しブリードに挑みました。先に取り組んでいたフォルスターが上手く行っており自信もソコソコ有ったのですが、結果は芳しく無く一週間に産んでも1〜2個ペースに加え卵の孵化率も悪く眠れぬ日々を過ごしたのは言うまでも有りません購入時に憧れのボーリン成虫を目の前にし舞い上がりオスばかり見比べ肝心のメスを一度も手にせず、購入したのが悔やまれました。何とか累代に望みを繋げられる最小限の数を確保しましたが・・・予想以上に難しかったです。 |
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♂は71mmで赤みも強く顎の付根部の突起も出て申し分無かったのですが、WD♀がホント産みませんでした。♀が落ちるまでに産んだ卵は2ヵ月間で16個で孵化したのは3頭・・・ |
どの材にも反応の鈍い♀の為に毎日違う材を加水しては与えの繰り返しでした。部屋中が産卵材で溢れた中、結局産んだのは最初に与えたVN材でした。
数年前から憧れ続け満を持しての初挑戦は結果不甲斐ないものでした。それでもボーリンへの執着は増すばかりで、来年のリベンジを強く思うものの孵化まで1年以上要するらしく・・・また来年WD個体を入手する余力を残ってません。そこで「XYZ大阪」さんより2006年孵化で1年経過した3令ペアを入手し来年のブリードに望みを繋ぐ事に!
羽化ズレを懸念しアドバイス通りに材飼育にて管理する事に、もちろん初体験。。 |
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加水した砂埋めレイシ材を1日陰干した後、コンテナBOXに無添加発酵マットを敷き雌雄其々の幼虫が入った材を並べて置きました。投入時は幼虫を投入する部位のみドリルで穴を開けるだけで樹皮は残したままです。幼虫がスンナリ潜るか心配してましたが翌朝には木屑を吹いて穿孔を確認出来て一安心です。 |
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左画像のワインセラーを使用し材の入ったコンテナBOXを温度管理しました。気化熱吸収型にて冷風を出すファンが無いので産卵セット等のコンテナも大丈夫です。
下段が材飼育用コンテナ、上部のコンテナには当時組んでいたボーリンのセットです。
初の材飼育にて材へ投入後に幾度も心配でケースを出しては意味も無く覗いていましたが、もちろん菌糸やマットの様に側面より見える訳も無く見えるのは日日に追うごとに湧くトビ虫だけで不安も増すなか、仕上げ用の材交換した時に無事幼虫の生存を確認出来たので一安心しました。 |
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7月に入り予定通りに待ちに待った割り出しを敢行!
材中にて無事成虫へ羽化していたのを確認し大感激です!!
前回の材交換後に蛹化モードへ入ったのでしょう。 |
材の内部は綺麗で雌雄共に樹皮近くの部位に綺麗な蛹室を作ってました。太目の砂埋めレイシ材にて材飼育し2008年7月に割り出して雌雄共に綺麗に羽化した新成虫を得る事が出来ました、2008年秋に飼育品にて再チャレンジに臨みます!
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