Hexarthrius bowringi  2010

ボーリンフタマタ飼育記録2010


産卵セット
年末にはセット開始してるハズが、色々有りまして頓挫しており、ようやく2月から再開です。
年も明け♀も続々羽化してきたのでブリに使う♀にも余裕が出て来ました!これまでは1♀必採りで気が抜けない感じでしたが、初めて余裕を持って出来ますネ。

今回のセットにはコナラ材メインで組む予定です、♀の玉数も有るのでVN材は次の虫?にの為に温存しておきます。エノキ黒カワラ材も有るので何とかなるかな?と。一昨年は上質のVN材を1♀に大量投入し孵化方法を見付けるまでの最初の30個を腐らせても、孵化方法が確立した後の50個から40頭GET出来た訳です。ボーリンも材さえ良ければ爆産するし腐り易い卵も扱い次第で何とかなると解ったブリードでした。その爆産アイテムで有ったVN材も現在は入手困難、昨年僅かに同樹材タイプが入荷しましたがクオリティーは・・・その多くが自家製VNマットの原料に(^^ゞ。


とりあえず、一発目。
自分としてはヤヤ早目のペアリングです、成熟が浅かったのか、お互い異性を意識するのに時間が掛かりましたけど無事に。。でも、カメラを向けた事で終了し時間も短めでしたのが気に掛かります。状況を見て追い掛けかな。

セット開始から1週間、順調に産卵していた♀が徘徊モードに・・早っ、もう少しミッチリ産んで欲しいのに〜〜もう材には関心が無い様です。次々と材を入れ替え♀が気に入れば産んでくれるのですが、柔らか過ぎたり堅過ぎると少し齧っただけでて駄目出しして来ますからシンドイ少しはダビソンを見習って欲しいトコロですね!

しかも材を入れ替えてる内に勢い余って予定より早く採卵しちゃって、、大丈夫かな?(・・;) 一応8個の卵を取り出しました。


初回採卵分より孵化が始まりました、今年最初のボーリン幼虫をGETです。約1ヵ月のセットで回収した卵は24個、膨らむ以前の早期回収ながら腐ってしまった卵は3個のみで残りは無事孵化の見込みです。まだまだ産んでくれそうですが、この後もブリード予定の♀が控えているので気が楽です。

2010 ボーリン♂蛹
ボーリン♂蛹画像 ボーリン♂蛹上部 ボーリン♂蛹側面

以前は個体数が少なく材飼育で成虫へ孵していた為に♂の蛹は見る機会が少なかったボーリン、、幼少の頃より虫の蛹に何故か興奮する自分には辛い事でしたが、自己繁殖によって数が持てる事で昨年よりマジマジと見る事が出来て満足です。

春の産卵セット状況
5/4
3月下旬〜4月上旬に1月羽化の♀2頭がセットに加わりボーリンとしては初の複数セット体制に入りました。先行して開始していたセットより本日27頭目まで孵化と順調で一昨年のスコアを超えるとの確信も、その反面今年最初のセットで気合いが入り過ぎて今回ブリード用に準備した材を殆ど使ってしまい、材質を落とした事で産卵数も落ち更に材の消費をケチり採卵サイクルも曖昧にした為にGW前の採卵時に多くの卵が傷んでおり回収不能でした(・・;)。

今までボーリンには手間を惜しまなかったのですが、、慢心ですね。

5/30
2月後半より組んでいた♀が3月4月に爆産、それに加えて4月に2♀を投入し5月までに採卵数が目標数の100へ到達した事と別ラインのF2が次に控えておりスペースを空けておかなければなりませんので後ろ髪を引かれつつもセットを解除しました。卵の保管方法も改良を加え孵化率も向上して採れる幼虫の数も見込める様になりました。出来る事なら3年前の自分へ教えてあげたい...

孵化より1ヵ月は最低マットにて管理です、因みに初令からカワラ菌糸を使う場合は画像の様にハーフ&ハーフでマット側から投入してます。投入の翌日には菌糸側へ潜る事が殆どですが、暫く菌糸側へ移らなかったり、菌糸とマットと行ったり来たりするのも居ますので。

1ヵ月も過ぎるとカワラ菌糸に定着してます、2令で雌雄の判別可能になれば♂は1500〜♀は800へ入れ替えです。


ボーリン羽化状況〜他!
先に載せた♂の蛹も羽化してます、が自己ベスト更新はなりませんでした。羽化時で概ね78ですから76台に落ち着くでしょう、残念。
それでも、大きさに関係なく1頭1頭羽化する毎に大好きなボーリンの大顎を眺めるのは至福の時です。(^^♪