11月末〜
約3ヵ月間に亘る本年のボーリン産卵セットも終焉を迎えようとしています、VN材も使いきり当てにしていたVN材の予約も2回連続で空振りでした。16日の採卵を最後に卵は出無くなり、カワラ材や殖菌材の代用品で現在も組んでますが反応は薄く見込めません。既に採卵数に材中で腐ってしまった卵の数を加えると80個以上の卵を産んでいる事になりますので之以上望むのは酷カナ?
*最終結果*
産卵総数 約85個以上 採卵時に既に腐り回収不可能も含む
孵化総数 40頭 孵化後に没は除く
産卵環境及び使用資材 業務用大型ワインセラーにて19〜20℃
ケース コバシャ大×4
埋め込みマット Rマット(GROW製)
使用産卵木 VN材30本以上 殖菌カワラ材Sサイズ3本
卵の保管環境 クーラー装備のガラス温室にて20〜21℃
プリンカップ ハードタイプ(Yrti,s製)
マット Rマット(GROW製)
序盤こそ卵の保管方法に迷いが有り沢山の卵を腐れらせてしまいましたが、中盤以降は無事に孵化させれる方法に辿り着き予想以上の頭数を得る事が叶いました。1♀に対し30本以上のVN材を使い沢山の卵を産んでもらい、孵化率の悪さをカバーした結果でも有ります。
御質問の中でも一番多かったのは採卵のタイミングでした、本来産み付けられた卵が腐らせないセットを組めれれば幼虫で割り出すのがベストですが、コレが一番難しい・・・
出来るだけ産卵より20日も過ぎれば採卵後一週間以内で孵化しますのでリスクは少ないのですが、この間に腐る確率が激高なのです。逆に卵が膨らむ前の早期採卵でも孵化率は激減します、極力産み付けられてから10日間位待ってから取り出す事を御勧め致します。
当HPに紹介した卵の保管方法では8割以上の孵化率でしたので御試しになるのも良いと思います。
自分ダケかも知れませんが、とにかく産卵セットを毎日チェックしてました。。(^^ゞ
主に産卵ポイントの確認ですが、他にも材に付いたカビをコマ目に拭き取ったり、手足にカビが巻き付いたら洗い流したり等々。。リビングの一角が私の飼育スペースなのですが、セラー側面より♀の産卵していたのに気が付いた時などは虫の気が散るからと、子供を強引に寝かし付け明かりを消した中で一人深夜遅くまでボーリンの産卵を見て楽しんでました。個体数も増えましたので、今度は内歯突起の大きな80UP個体作出を夢見て頑張ります!幼虫の飼育状況も数種類のマット、菌糸を検証しながら載せて行く予定です、之からも応援宜しく御願い致します。
2009/8追記
当HPボーリン飼育記録中に有る卵の保管方法パターンEに付いての御質問を多々頂いておりメールで訪ねて来られた方へは個々に御答えしてました、今期もブリードシーズン直前になり同様の御尋ねが入る様になりましたので追記させて頂きます。
まず最初に当方のブリード方法は採卵が前提です、卵の保管方法も無事孵化させる事のみの物で孵化後には幼虫を別の保管方法にて行う必要が有ります事を御承知下さいませ。
本文中に有ります卵の保管方法パターンEはパターンCとDにて良い結果が見れた事で掴んだ感じを卵の膨らみ具合に合わせて保管容器を作成した物でマット量やペーパーの加水分も個々に違う為に細かい表記はしませんでした、画像でも分かる様に基本的な作り方は保々同じで更に早期採卵にも対応出来る様に改良したものと御考え下さい。
使用した資材は表記の通りです、別のマットやカップを使用した場合は別物になる可能性が有り孵化率も低下する可能性が考えられます。
本来デリケートな卵を孵す為の保管容器です、作成に措きましても麺棒やピンセット等使用した細かい作業が必要になります。
また卵を入れた容器の保管環境にも左右されます、最初の内は卵の数を小分けし各々に変化をつけて逸早く孵化率の良いレシピを掴んで下されば多くの幼虫を得られる事と思います。
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